社会における子ども
成育政策
若い世代が、これから子どもを産み育てようと考えたときの一番のポイントは、将来子どもたちが育とうとするこの環境が心地よいかどうかにかかっています。現状では、大人自身にとっても夢や希望を描けない状況です。明るい将来の希望を抱け、子どもを中心とした目線での生活環境の整備、生後から次世代誕生までの連続した子どもの成長を見守る体制の樹立が必要と考えます。
Child physical health provider(プレイリーダー)養成
プレイリーダーとは、遊びの重要性を認識し、子どもたちに体を使った遊びを提案しリードできる存在、子どもの心と体の育ちを傍で見守る存在のことです。各教育機関、遊び場、イベントなどに出向き、直接子どもたちとふれあい、先導をします。
より組織的に、かつ、より専門性を持ったプレイリーダーを養成する必要があり、特に被災地では、食育、心のケアに最低限の知識を持ったプレイリーダーが必要と考えます。
福島の子どもたちに必要なこと
復興とは、元通りになるだけでなく、新たな社会、新たな仕組みを作り上げることだと思います。
特に、子どもたちの生きる環境(成育環境)の再構築が緊急の課題と考えています。
地域の人たちが子どもたちに寄り添い、そして次世代の社会を支える子どもの健やかな心と体を育まなければなりません。
例えば、肥満児の発生を抑える地域一丸の取り組みが必要であったり、子どもが思いっきり遊び、楽しむことができる屋内外の遊び場や、東北の寒い環境であっても運動・スポーツが自由にできる全天候型の運動場などの設置が必要です。
福島の子どもたちは、震災以降一生の宝になるものを得たでしょうか?
私は、子どもたちを『日本一元気に』することが、彼らへの唯一の償いだと思います。
福島の取り組みが、ゆくゆくは日本全国に波及し、日本中の子どもが皆元気になって欲しいと日々願っています。
『福島の子どもたちに必要なこと』
- 子どもの居場所(遊び場、運動の場)作り
・子どもたちが思いっきり体を使って遊べる遊び場
・いかなる天候でも運動の質と量を確保できる全天候型運動場の整備
・公園、幼稚園・保育所の園庭再整備 - 失われた運動機能・体力の回復
- 子どもの健康的な心と体の育ちを見守る