現在の主な活動

PEP kids Koriyama

外遊びを満足に出来ない子どもたちのために、国内最大級の砂場、30m走トラック、三輪車が乗れるサーキットをはじめ、空気を使った大型遊具、ボールプール、ごっこ遊びコーナーなどを用意しました。 屋内での静かな遊びに慣れてしまった子どもたちを、いかに楽しく体を使って遊ばせるか、様々な工夫を凝らしています。 最大の特徴は、子どもたちと一緒に遊び、子どもの遊びをより楽しくリードするプレイリーダーと呼ばれるお兄さん、お姉さんの存在です。 また、この施設は単なる遊び場ではありません。私たち地域の大人達が、自分の地域の子どもたちを必死に守り、そして育てていくための施設です。ただ資金があって、建物を建てて、遊具を据えただけでは単なる遊び場です。そこには、強い確固とした魂を込めなくてはなりません。

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郡山市震災後子どものケアプロジェクト

発足当初の活動方針は、「子どもの居場所を作る」、「PTSDを早期に発見する」、「地域が子どもを守る」の3つでした。その活動をしていく上で、重要な柱として、「統一性(目的意識、重要性を確認)」、「構造性(地域でのモデル化)」、「継続性(忘却は一番の危険)」を意識しています。

また、郡山市震災後子どものケアプロジェクトでは、「絵本の読み聞かせ」をしています。郡山はかつてから絵本の読み聞かせが活発でした。地域に根ざしたその活動は、大人達が容易に子どもの世界に入ることが可能で、なおかつ、子どもたちの表情や様子を間近に感じ取ることができます。

子どもの心の変調は、日頃から接している身近な人の方がわかりやすいのです。子どもたちから少し距離がありながらも身近に接することができ、心身共に多少の余裕のある読み聞かせボランティアの方々は適任でした。

心のケア

震災後の子どもを取り巻く環境づくりを推進するため、PEP Kids Koriyamaにおいて、子どもへの関わり方や心や健康面などの相談会を開催しています。日時は、毎月第1・第3月曜日、第4土曜日の10時00分から15時30分の間です。
館内を臨床心理士が巡回して、「お子さんの生活面での気になること」や「心や身体の発達に関すること」、「子育てをしている上での悩み」などをお聞きしています。

生活環境アンケート

学校や幼稚園の時間だけではなく、自宅も含めた子どもの成育環境全体を見る必要があります。
福島の場合、肥満の原因の一つに、「外で遊べなくてかわいそうだ」と親や祖父母がお菓子やゲームを買い与えていることが考えられます。 食事も子どもが好きなものに偏っているかもしれません。

このアンケートでは、生活習慣について、「運動」、「食事」、「心」の3つに分けて質問をしています。 特に「心」については、個人別のアドバイスシートを作成し、結果をフィードバックしています。

甲状腺

東京電力福島第一原発事故による放射線の健康への影響については、予想される外部および内部被ばく線量を考慮すると、極めて少ないと考えられます。

一方で、チェルノブイリ原発事故後に明らかになった健康被害として、放射性ヨウ素の内部被ばくによる小児の甲状腺がんが報告されています。

福島県では、子どもたちの健康を長期に見守るために、2011(平成23年)10月より甲状腺検査を実施しています。

放射線医学県民健康管理センターHP

病児・病児後保育

病気、あるいは病気回復期のお子さまを医師の管理のもとで、チャイルドワーカー・保育士・看護師と一緒に家庭的な雰囲気の中で過ごし、治療することを目的とします。
対象は、郡山市内在住の保育所・幼稚園等に入所している就学前のお子さん、小学3年生までのお子さんです。
病気あるいは病気回復期で保育所・幼稚園・小学校等に行けず、自宅での安静が必要な時に、保護者が仕事・けが・出産・冠婚葬祭等の社会的にやむを得ない理由で、家庭での保育ができない場合にお預かりします。

病児・病後児保育『らびっと』